[ソウル 5日 ロイター] - 韓国の現代自動車は、リチウム金属電池製造の米スタートアップ企業ソリッドエナジー・システムズ(SES)に約1億ドルを出資した。聯合ニュースが4日、業界筋の話を引用し伝えた。

現代の関係者は「われわれは、電動化に関係したさまざまな企業に投資しており、ソリッドエナジーへの投資もこの一環だ」と聯合ニュースに説明した。

SESは2012年設立。米マサチューセッツ工科大学(MIT)から派生したスピンオフ(分離・独立)企業で、陽極フリーのリチウム金属電池を開発する。

同社ホームページによると、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)や中国電池材料大手・天斉リチウムも株主に名を連ねている。

現代は4月、固体電池を開発中で、30年に固体電池を使用した電気自動車(EV)の大量生産を計画していると明らかにした。

同社は現在、韓国化学大手SKイノベーションとLG化学の完全子会社LGエナジー・ソリューションから電池を調達している。