MLCCと全固体電池に注力する村田製作所、中島社長が描く成長戦略
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電池の方は苦戦を強いられてソニー買収後の事業展開が上手く行ってないようですが、民生用途の全固体は継続して当初狙っていた車載用途に展開したいのでしょう。
コネクテッド領域で突破口を見つけられると面白いのと、fORTELIONの車載展開とかも無くはないか。
どちらにしてもEVメーカーと組みたいですね。選択肢の1つだと買い叩かれるので、中に入り込むリソースを割けるか。ちょっと今までのビジネスの仕方とは車載は異なるので、経営判断によっては再売却も有るかもしれませんね。
追記:
バッテリーは多用途に展開出来るので確かにキーデバイスでは有るのですが、あくまでプロダクトアウトでしかなく、圧倒的な性能が無ければ選択肢の1つで代替可能。すなわち価格勝負にならざるを得ません。
テスラのようにバッテリーを載せるEVや定置用蓄電池の最終顧客を捕まえることが必要で、かつそのプロダクトをプラットフォーム化(デバイスを入替可能)し、プロダクトを結び付けてエコシステムとすることも必要になります。
そういった意味ではパナソニックはいち早くEVメーカーと組みましたが、圧倒的性能差を維持し続けることが出来なかったと言えます。その間、テスラからプラットフォームやエコシステムを学べたはずですが、自社の戦略として展開する動きにはまだ繋がっていないようです。
ですのでデバイスメーカーがどこまで最終顧客にアプローチするかは、自らプラットフォーマーになる方向でビジネスを考えざるを得なくなっているように見えます。半導体不足に見られるように価格転嫁が出来ない以上、最終顧客からの指名買いをさせる仕組みが求められているのではないでしょうか。
Intelだって指名買いでは無くMSとの密月関係でしかなかったので、デバイスメーカーによるプラットフォームは前人未到の領域なのかもしれません。歴史を振り返れば参考になる事例もあるかもしれませんが、機能開発をしつつ事業をスケールをさせ続けるには、従来のプロダクトライフサイクルを顧客任せにせずメーカー自らがコントロールする必要が有りそうです。
自動車やPCのモデルチェンジにヒントが隠されているようにも思えます。PCはムーアの法則を上手く使ってモデルチェンジを今でも促しているようですが、実はOSのバージョンアップというコントロールによって担保されているように見えますね。