[ヨハネスブルク 3日 ロイター] - 南アフリカ当局は、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンの使用を承認した。保健相代行が3日、明らかにした。

南アは感染第3波に襲われており、特にヨハネスブルクを中心に医療が機能不全状態で、死者数は6万人に達している。医療従事者は中重症者の病床確保に苦慮している。

国内でワクチン接種が完了しているのは人口の5%余り。これまでに確認されている感染者は200万人だが、保健専門家らは、農村地帯の検査数が少なく、実態数はこれを上回っているとみている。