[バンコク 1日 ロイター] - タイの人気リゾート地・プーケット島は1日から、新型コロナウイルスワクチンの接種を済ませた外国人観光客の受け入れを再開する。壊滅的な打撃を受けた観光産業を復興させるための実験的プログラムとなる。

「プーケット・サンドボックス」と名付けられたこの計画では、コロナワクチン接種を済ませた外国人観光客は隔離措置が免除され、プーケット島内を自由に移動できる。14日後に義務付けられる3種のコロナウイルス検査が陰性であれば、国内の他の場所への移動も可能となる。

プラユット首相は再開を視察するためプーケット島を訪問。この日はイスラエル、アブダビ、カタールから249人の観光客が到着する予定となっている。

タイ政府は、今年第3・四半期には約10万人の外国人観光客がプーケットを訪れるとし、89億バーツ(2億7800万ドル)の観光収入を見込む。

タイは昨年、約500億ドルの観光収入を失った。