[30日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は30日、急激な引き締めを避けるためにも、連邦準備理事会(FRB)は年末まで待たず、早めにテーパリング(量的緩和の縮小)を開始することが望ましいという考えを示した。

ブルームバーグテレビのインタビューで、テーパリングは段階的に進めるべきと強調。また、労働市場の需給バランスは持続する可能性が高く、雇用の「爆発的」な増加は望めないほか、インフレ率は今年の3.5%から来年は2.4%に鈍化すると予想した。

その上で「不確実性や(インフレの)上振れリスクがあるため、リスクを管理したい。買い入れの効果や副作用を心配しており、早めに行動を起こす準備をすべき」と述べた。