[ワシントン 29日 ロイター] - 米運輸省は29日、米国を拠点とする旅行会社によるベラルーシ行き航空券の販売を禁止すると発表した。

ライアンエア機の強制着陸を考慮し、米・ベラルーシ間の渡航を制限することが外交政策上の利益になるとした。

ベラルーシ行き航空券の販売制限は米政府が数週間前から検討してきたが、米国内の旅行会社でベラルーシ行きの航空券が購入されることはほとんどないため、象徴的なものになる見込み。

7月1日までパブリックコメントを求める。

ベラルーシ上空を飛行するユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)やフェデックスなどの貨物便は、禁止措置の対象としていない。

ユナイテッド航空のインド行きの便でベラルーシ付近を時折飛行することがあるものの、その他の米旅客便は通常、ベラルーシの領空を通過することはない。