[チューリヒ 28日 ロイター] - スイスの銀行大手UBSは28日、大半の社員にリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド型の勤務を許可する方針を明らかにした。

「役割や業務内容、場所が許せば、従業員にハイブリッド型勤務を柔軟に認めるよう取り組んでいく。導入は国ごとに、新型コロナウイルス感染状況次第となる」と説明した。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、これにより従業員の最大3分の2がハイブリッド勤務になる可能性がある。

同業のクレディ・スイスも、「柔軟かつ将来を見据えた勤務形態を求める従業員の必要を満たしたいと考えている。より柔軟な勤務モデルの検討に当たり、コロナ禍で学んだ教訓を考慮している」とし、近く変革計画を発表すると述べた。

これとは対象的に、米モルガン・スタンレーは9月までにマンハッタンの本社従業員の大半にオフィス復帰を求めると表明。JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスも米国の従業員をオフィスに復帰させ始めている。

一方、アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、大半の従業員に最大週2日の在宅勤務を許可する方針を示している。