(英文の訂正により、講演の内容が6月24日に記録され、同28日に配信されたことを明確にします。)

[ワシントン 28日 ロイター] - 中山泰秀防衛副大臣は、中国とロシアの連携による脅威が増しているとした上で、中国による台湾への圧力に対し「目を覚まし」、民主主義国家として台湾を守る必要があるという考えを示した。

シンクタンクのハドソン研究所での講演で、日本や米国を含め多くの国々が1970年代以降、「一つの中国政策」に従ってきたが、それが正しい判断であったか「分からない」と表明。民主主義国家は互いに守り合わねばならず、「われわれは民主主義国家としての台湾を守る必要がある」と述べた。

さらに、台湾有事が発生した場合、米軍が駐留する沖縄への影響は避けられないと指摘。宇宙やミサイル技術、サイバー領域、核・通常戦力において中国の脅威が高まっていることから、「われわれは目を覚まさなければならない」と訴えた。