職員たちは水かさが増していく球磨川と、雨雲レーダーを映し出すパソコン画面をにらみながら議論を続けた。 「大丈夫だろう」。午後8時ごろ、グループホームを運営するNPO法人の松本房人(ふさと)理事長(64)は、今後も大雨が続く可能性は低いと判断し、避難させないことにした。幸い雨は弱まり被害はなかった。松本さんは「夜間の移動は転倒などのリスクが伴う。大雨が予想される度に避難すべきか悩む」と打ち明ける。
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