[東京 25日 ロイター] - 東芝は25日、取締役会議長に綱川智社長兼最高経営責任者(CEO)が就くと発表した。きょう選任された新たな取締役会は、同時に「東芝の企業風土を改めて見直す」などとする声明も公表した。

綱川社長が務めるのは「取締役会議長(暫定)」と表記された役職。声明によると、取締役会は綱川社長の後任選定を今後の重点領域のひとつとして挙げており、社内外の候補者について検討を行うという。

各委員会の委員長には、監査委員会が元デュポン副社長で新任の橋本勝則氏、指名委員会がレイモンド・ゼイジ氏、報酬委員会がジェリー・ブラック氏、新設した戦略委員会はポール・ブロフ氏が就く。

また、新任の社外取締役として承認を受けたジョージ・オルコット氏は「総会後の体制を踏まえ」た結果、取締役を辞任したという。

きょうの株主総会では、永山治取締役会議長らの選任が否決された。