[24日 ロイター] - 欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、2021─22シーズンの主催大会において、男子、女子、ユースカテゴリーの全てのクラブ大会から「アウェーゴール・ルール」を撤廃する提案を承認したと発表した。

同規則は1965─66シーズンにUEFAが導入し、ホームとアウェーの2試合が終了した時点で両チームの合計スコアが同点の場合、アウェーで決めたゴール数が多いチームが勝者となるもの。

ただ、昨シーズンは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、無観客の中立地で試合が行われたこともあり、現行形式に批判が出ていた。

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は「この規則の影響は本来の目的に反しており、特に第1戦では相手に決定的なアドバンテージを与えるゴールを恐れるあまり、ホームチームの攻撃意欲をそぐことになっている」とコメント。

また、「特に延長戦では、アウェーチームが得点した時にホーム側が2得点を取らないといけないのは不公平という批判もある。最近では、ホームアドバンテージはかつてほどの意味を持たなくなったとも言える」と説明した。

新規則では、2試合合計スコアが同点だった場合は前後半15分ずつの延長戦を行い、それでも決着がつかない時はPK戦で勝敗を決する。