[北京 24日 ロイター] - 中国石油天然ガス集団公司(CNPC)は、中国は気候変動目標の達成に向け、エネルギー消費における石炭の割合を2030年までに44%、60年までに8%に引き下げるとの見通しを示した。

同社幹部のZhu Xingshan氏が会合で、一次エネルギーミックスにおける天然ガス使用の割合は、20年の8.7%から30年には12%に引き上げられると指摘。

エネルギー消費における天然ガスの割合は、30年から35年にかけて「大幅に」拡大する見込みだという。

中国は世界最大のエネルギー消費国。30年までの二酸化炭素排出量のピークアウト、60年までのカーボンニュートラル(炭素中立)実現を目指している。

CNPCによると、天然ガスは今後20年間、重要な架け橋の燃料になると予想されている。

同社は、2030年の全エネルギーミックスのうち、石炭は44%、石油が18%、天然ガスが12%、非化石燃料が26%を占めると予想している。

2060年については、石炭の割合は8%、石油は6%、天然ガスが11%、非化石燃料が75%と予測した。