【夫馬賢治】経験値ゼロから「ESG思考」を学び、戦略立案まで実現

2021/7/8
プロジェクト型スクール「NewsPicks NewSchool」では、2021年8月から「ESG人材養成」を開講します。
プロジェクトリーダーを務めるのは、ESG投資の日本の第一人者である夫馬賢治氏です。
こちらではプロジェクトの概要と夫馬氏からのメッセージをお届けします。

プロジェクトの概要

日本でも急速に注目を集めているESG。
実際に、企業を取り巻く重要なステークホルダーである取引先、消費者、株主、融資銀行、採用候補者、メディアでもESGが重要キーワードとなってきています。
日本では、ESGとSDGsが対になって語れられることも多いものの、この2つの違いが曖昧なまま、「ESG/SDGs」と混同して語れることも少なくなく、専門人材が圧倒的に不足しています。
ところが、世界的にESGに関する知識は、取締役、CEO、経営企画、財務・IR、投融資・運用、人事、IT、広報、R&D、製品企画、マーケティング、調達・購買、ロジスティクス、CSRなど、あらゆる職種で必要な知識と認識されてきています。
また、その波は、大企業からスタートアップまで幅広く及んでいます。
本プロジェクトでは、 ESG投資の日本の第一人者である夫馬賢治氏がリーダーに就任。
ESGという概念が登場してきた背景や、重要なテーマである気候変動、ダイバーシティ、脱プラスチック、DXなど多岐にわたる課題にどう向き合うか、またESGがいかにして将来の企業価値向上に不可欠なのかを理解し、経験値ゼロからでも習得できるESG思考を解説します。
プロジェクトの最終回では、受講者の勤務先や関係している企業・組織のESG戦略を立案し、講師及び専門家からレビューするところまでを目指します。
プロジェクトの詳細はこちら
無料オンライン体験会も7/30(金)に開催。詳細はこちら

プロジェクトリーダーのメッセージ

日本では、この2年ほどで急速にESGという概念が登場し、面食らっている人も多いのではないでしょうか。ESGは「環境」「社会」「ガバナンス」という聞こえの良いキーワードが並んでいますが、これらを企業経営に組み入れていることは、決して簡単な作業では有りません。
それでもESG思考をものにできた企業は、率先して変革し、なおかつ世の中にポジティブなインパクトを与えていける企業になっていくことができます。
私は、日本ではまだESGという言葉が伝わる前の2013年から、欧米で培われてきたESG思考を、日本の大企業や金融機関を中心にコンサルティングをしてきました。
当社が運営するニュースサイト「Sustainable Japan」では、今でも日々世界中のESGに関する重要ニュースを配信し、大手上場企業、機関投資家、官庁、コンサルティング企業、大学教授などが主要な読者となっています。
本講座では、私が日々、日本の大手企業や機関投資家の取締役会や経営会議等で解説している内容を集中的にトレーニングするプロジェクトです。
また、私が日頃から、日本経済新聞やテレビの経済番組で解説している内容も踏まえ、時事ネタも扱います。
ファイナンスに関しては、政府委員の立場から実際に機関投資家のESGに関する実践面での優劣を評価している観点も踏まえて重要なポイントを紹介していきます。私が実際にハーバードの修士課程で学んだ論点にも触れていきます。
ESGは「一時的なブーム」と思っている人もいますが、世界では過去15年間、一貫して広がっている概念であり、とても一時的なブームと切り捨てることのできない力強い長期トレンドです。
専門人材が不足しているからこそ、早くから学ぶことで、ビジネスパーソンとしての戦闘力を高めることができます。
NewsPicks NewSchoolならではの講師と受講者の双方向のコミュニケーションと、受講者同士のディスカッションを通じ、楽しく刺激的な講座を進めていきたいと思います。

プロジェクトで得られるもの

・ビジネスを取り巻くESGに関する基礎知識
・ESGの根本的な理解とSDGsとの違い
・ESGの重要テーマの基礎知識
・ESGを経営に取り入れるための思考法
・ESG経営のケーススタディ及びその優位性に関する知見
・投融資側からみたESGファイナンスの実践状況と課題
・日常的に重要情報アップデートするための手法・プロジェクトメンバーとのネットワーク

プロジェクトスケジュール

Day1 8/18(水) 19:00 - 22:00
ESGとSDGsのトレンド


日本ではここ数年よく聞かれるようになったESGとSDGs。しかし、日本ではESGとSDGsの違いについての理解も曖昧な人が多い。世界的なESG機運の高まりは10年以上前から始まっている。日本が、自社が遅れを取り戻すために押さえておくべき知識基盤と日本企業にとっての重要テーマを獲得する。さらにそれらを自社事業にどう落とし込んで行くべきか、机上の知識で終わらない、具体的な実務課題解決に向け、インタラクティブに議論を行う。
また時事ネタを使い、日々のニュースで起きている事象をESGの観点から把握し、自身のESG思考のトレーニング方法も習得する。

Day2 9/1(水) 19:00 - 22:00
事業会社のESG実務事例
ゲスト:事業会社のESG担当

事業会社の事例として、事業会社のESG担当の方をゲストに迎え、ESG経営に関する要論や難しさ、失敗から学んだことについて実務レベルで紹介いただく。

Day3 9/15(水) 19:00 - 22:00
資金調達とESG


ESGをファイナンスの観点から扱う。なぜ投資家はESGに傾倒しているのか、なぜ銀行もESG融資にシフトしつつあるかを理解する。その上で、事業会社の方は、資金調達やIRの観点から、どのようなコミュニケーションを株主や債権者と取るべきかを習得する。また金融機関の方は、ESG投資やESG融資を通じて、自社の競争優位性を高めるための戦略を構想する。この回では、事業会社金融機関の互いの立場を踏まえたディスカッションも行う予定。これにより、双方が建設的な対話を実現できるようにする

Day4 9/29(水) 19:00 - 22:00
金融機関のESG実務事例

ゲスト:金融機関のESG担当

日本の金融市場は、企業のESGをどのように評価しているのか。実際に、ESG投資のプロフェッショナルをお招きし、ファイナンス視点から企業のESG戦略を考えていく。また、これまでの総まとめとして企業のESG戦略を各自発表いただき、講師とゲストからレビュー、ESG戦略を人材として自社で実施できるレベル目指してアドバイスを行う。
ESG人材養成」は8/18(水)スタートです。
詳細はこちらをご覧ください。