[マドリード 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は23日、ユーロ圏の堅調な景気回復を背景に銀行の配当支払い制限を近いうちに解除できる可能性があると述べた。

スペインで開かれた金融イベントで「われわれが予測している活動ペースが続けば、この勧告が遅かれ早かれなくなることは明白だ」と述べた。

ユーロ圏の銀行監督を担うECB銀行監督委員会のエンリア委員長は15日、銀行の配当支払いと自社株買いの制限を解除するかどうかの決定を7月23日に行うとの見通しを示した。

ECBは銀行に対し、9月末まで配当や自社株買いを制限するよう求めているが、経済見通しが悪化しない限り制限を解除する意向を示している。