[北京 23日 ロイター] - 中国の自動運転スタートアップ、ウィーライドは23日、中国市場向けの自動運転技術開発に関し、日産自動車との提携を深化させる計画を明らかにした。

企業価値の評価額を33億ドルとする資金調達で3億1000万ドルを確保したことも明らかにした。

同社は米カリフォルニア州と本社のある中国の広州市および鄭州市で自動運転車の公道試験を実施している。ほとんどの状況下で完全自動運転が可能になる「レベル4」を目指している。

ウィーライドによると、今回の資金調達の出資者には日産、仏ルノー、三菱自動車の3社連合と中国国有企業構造調整基金が含まれた。

日産のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は「中国はモビリティーの将来を決定付ける動きの最前線に立っているため、中国の人々の生活を豊かにする一段と革新的な技術とサービスの提供でウィーライドと協業できて光栄だ」と表明した。