[22日 ロイター] - 英アストラゼネカは22日、同社製の新型コロナウイルスワクチンがインドで初めて確認された変異ウイルス「デルタ株」および「カッパ株」に対して有効との研究結果を発表した。

オックスフォード大学による研究で、コロナ感染症から回復した患者とワクチン接種者の血液中のモノクローナル抗体がデルタ株およびカッパ株を無効化するかを調査した。

英イングランド公衆衛生局(PHE)が14日公表した新たな分析結果では、ファイザー/ビオンテックとアストラゼネカのワクチンについて、デルタ株の感染によって入院が必要なほど症状が悪化するのを防ぐ効果がいずれも90%以上あることが判明。アストラゼネカによると、今回のオックスフォード大学の研究結果はPHEによる分析結果に基づいて構築されたという。