[アクラ 19日 ロイター] - 15カ国が加盟する西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は、2027年の単一通貨導入に向けた新たな工程表を採択した。従来の単一通貨導入計画は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け頓挫していた。

ECOWASのブルー委員長は、ガーナで19日に開催したECOWAS首脳会議(サミット)後の記者会見で、加盟各国のトップが新工程表に合意したと明らかにした。

西アフリカ諸国は、単一通貨の導入によって貿易や経済の成長が押し上げられると期待している。

ブルー氏は「単一通貨導入に向けた2020─21年の収れん協定は新型コロナのパンデミックのため履行中断が決まった」と説明。

「新たな工程表と収れん協定は、2022─26年までの期間が対象となる。27年に単一通貨『エコ』を導入する予定だ」とした。