[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は18日、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を予定通りに来年3月に終了させ、通常の資産買い入れプログラム(APP)の下での買い入れも増額させないとの予想が示された調査結果を公表した。

調査は20を超える金融機関を対象に今月10日のECB理事会前に実施。一部のアナリストや政策担当者は、PEPPが縮小されたとしてもECBは他の措置を増強するとの見方を示しており、今回の調査結果は対象的となった。

調査では、PEPPの下での買い入れは今年第3・四半期にも縮小され始め、その後は毎四半期、減少が続くと予想。ECBは1兆8500億ユーロのPEPP枠全てを使いきらない可能性もあるとの見方も示された。

このほか、APPの下での買い入れは来年を通して月額200億ユーロに維持され、2023年12月に終了されるとの見方が示された。

政策金利については、一段の利下げは予想されず、最初の利上げは24年の年央直前との見方が示された。