クレディ・スイス、ソフトバンクとの関係見直し 孫氏への融資終了
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注目のコメント
クレディスイスが、ソフトバンクグループとの20年来の関係を終了したということ。
多くの金融機関にもっとも手数料を落としているグループでもあるので、そのプールは手を出さないということですね。
なお、ソフトバンクとソフトバンクグループ(SBG)はもう完全に違うモノと認識した方がよいです。この記事はソフトバンクではなく、SBGの話ですね。
ソフトバンクは国内の通信事業会社。SBGは、完全に投資会社です。ソフトバンクもSBGにとっては投資ポートフォリオの一つという理解。
企業価値の源泉と説明に力を入れられているNet Asset Value (時価純資産)ではソフトバンクよりもアリババの価値の方が高かったりします。直接的には、英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタル破綻の影響でクレディスイスがソフトバンクグループとの取引関係を見直したことによるものだと思います。外資系投資銀行では、創業経営者が経営する上場企業とは、法人部門とプライベートバンキング部門が連携して、法人取引と個人取引の双方を推進します。個人取引の主たるものはオーナー経営者の持ち株の資金化と同資金の運用。そして海外IR等で親しくなり、法人取引でも食い込んでいく・・・・。それが今回は、法人取引を先に解消し、個人取引のアンワインドが済んで取引解消になったという意味だと思います。
背景は存じ上げないが、近年、ソフトバンクは事業会社としてではなく、投資銀行要素が大きくなった。
イスラエルでも、ソフトバンクがイスラエルのスタートアップに投資すると、イスラエルの記者が間違えて
「日本の投資銀行が、投資!」
と記事タイトルをつけたが、いやいやソフトバンクは事業会社です。って突っ込みが入った後で、投資銀行的な事業会社で、、、。と後から注釈をつける必要があるほど、会社の事業はやはり投資業務のイメージが強くなった。
投資の比率が上がってくると、どうしても本業の良し悪しが伝わって来にくくなる。