[東京 18日 ロイター] - 日銀は18日、政井貴子審議委員が同日の政策決定会合で議案の採決を棄権したことについて、民間企業取締役候補であることが明らかになっているためと説明した。金融政策決定の中立性をより明確にするため、自らの意思によるものだという。日銀によると、審議委員による決定会合での棄権は2004年12月の水野温氏委員以来。

政井委員の任期は6月29日まで。同委員に関しては、三菱ケミカルホールディングスが5月19日、社外取締役に迎える人事を公表している。6月24日開催予定の株主総会の承認を経て7月1日付で就任予定。飛島建設も社外取締役の候補としている。