[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は17日、スイスで前日に会談したバイデン米大統領について、焦点が定まらず不明瞭などとする米ロメディアの描写は誤っていると述べ、同氏を高く評価した。

ロシア国営メディアはバイデン氏について、心身共に職務をこなすのに苦慮しているなどと描写したこともある。

プーチン氏は大学の卒業生向けにビデオで講演し、「ロシアだけでなく米国のメディアでも描写されているようなバイデン大統領の印象は、現実とは全く共通点がない」と述べた。

また、バイデン氏が長旅で時差にも対処しなければならなかったことに触れ、「私自身、飛行機で移動する際はその影響を受けるが、バイデン氏は元気に見えた。われわれは2時間かそれ以上、顔を突き合わせて会談した。彼は物事を完全に熟知している」と指摘。

「バイデン氏はプロであり、彼と仕事をする際は何も見逃さないよう十分注意する必要がある。彼は何一つ見逃さないと断言できる」と称賛した。