[17日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀が17日発表した6月の連銀業況指数は30.7と、5月の31.5から低下した。春に付けた高水準から2カ月連続の下げとなる。市場予想は31.0だった。

指数はゼロを超えると製造業の拡大を示す。ペンシルベニア州東部、ニュージャージー州南部とデラウェア州の製造業をカバーする。

米経済が新型コロナウイルスによる景気低迷から持ち直す中、最近の景気刺激策によって現金に余裕のある消費者が支出を増やしており、製造業はここ数カ月間、需要増への対応に苦戦している。

内訳では従業員数が30.7と、5月の19.3から上昇した。仕入価格は2カ月連続で伸び80.7と、5月の76.8から上昇。1979年6月以来の高水準を付けた。