[サンディエゴ(米カリフォルニア州) 15日 ロイター] - 男子ゴルフの世界ランク3位、ジョン・ラーム(スペイン)は15日、新型コロナウイルスの陽性反応で大会を棄権せざるを得なかった経験を受け、ワクチン接種を優先しなかったことを後悔していると述べた。

ラームは今月初めのメモリアル・トーナメントで、第3ラウンドを終えた時点で2位と6打差の首位につける好位置にいたが、新型コロナの陽性反応が出たことで最終ラウンドを棄権していた。

その数日前にワクチンは接種していたものの、「振り返ってみると、もっと早くやっておけば良かったと思う。スケジュールや全米プロ選手権、メモリアルの連覇のことを考えていたので、正直なところ、そのことは頭になかった」と語った。

そして、「もし、あと数日早く接種していたら、おそらく今、このような会話はしていなかっただろう。仕方がないことだ。前へ進もう」と割り切ろうとしていた。

ワクチン接種に関して他の選手に助言するかどうか問われると、「われわれは自由の国に住んでいるのだから、自分の好きなようにすればいい。経験から言えば、もし何かが起きたときは、ゴルフの観点ではその結末を受け入れなければならない」としつつ、「若ければコロナが大きな問題を起こすリスクは小さいと思うが、長期的な影響は不明なので、実際には接種を勧めたい」と述べた。