[15日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が15日に発表した6月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は81と5月の83から低下し、2020年8月以来の低水準となった。住宅価格の上昇と木材などの建材不足が影響した。

住宅建設業者指数は50が改善と悪化の分岐点となる。市場予想は83だった。2020年11月には90と過去最高を付けていた。

NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「建設業者は建材不足や労働力不足などへの対策を講じているが、新築住宅価格の上昇は避けられず、一部の購入者を手控えさせている」と指摘。「また、このような供給上の制約により、査定が不十分となり、建設業者が融資を得ることが難しくなっている」と述べた。

向こう6カ月間の住宅販売予測指数は2ポイント低下の79。現況販売指数も2ポイント低下し86となった。

潜在的な住宅購入者の見方を示す指数も2ポイント低下の71だった。