[東京 15日 ロイター] - 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は15日、大会に参加する選手や関係者の行動ルールを定めたプレイブック第3版でルール違反への対応を明確化、金銭制裁を含む措置をとると発表した。

ルールブックでは、新型コロナウイルス感染対策のため、海外からの参加者に対し、滞在中の頻繁な検査、GPSを使った行動管理など厳格な規制を定めている。違反した場合には、国際オリンピック委員会(IOC)が組織委と協議したうえで、警告、アクレディテーション(資格認定)の一時または完全撤回、大会からの除外、失格、さらに国外退去強制措置の対象となる場合もあるとしている。

どういった場合にどの程度の金銭制裁が科されるのか、との質問に、IOCのデュビ五輪統括部長は記者会見で「具体的な金額等は考えていない。どのような違反でどのような制裁が科せられるかは懲戒委員会が決めることだ」とし、違反が報告された時に、個別事例によって対応する考えを示した。