【物流DX】「トラック野郎」を変えたソフトバンクの秘蔵っ子
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注目のコメント
マッチングプラットフォームはレガシーな業界ほど効く。
というわけで、個人事業主、零細事業者が大半を占める中国トラック物流業界で革命が起きています。トップシェアを誇るのはソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資するフルトラックアライアンス。
運送企業出身の叩き上げ企業と、アリババ出身のエリート企業が合併して成立したという不思議な会社ですが、今や200万人を超えるドライバーが活用するサービスに。
たんなるマッチングだけではなく、ドライバーの信用履歴、移動データなどを活用するビッグデータ活用で、価値を高めています。
一方、たんなるマッチングだけでは顧客ニーズを満足させられないと、トラック配送に関するフルサービスを提供する新たなマッチングプラットフォームも登場。
DiDi貨物版、都市内配送大手から都市間トラック配送に拡大した貨拉拉など、物流DX企業がひしめく世界について、スタートアップ・データベース「ITオレンジ」の創業者、文飛翔さんにうかがいました。「シェアリング/マッチング」文脈の超王道とも言える
物流領域ですね
テーマ横断的・定量的に見ても、物流分野がシェアリング
/マッチングプラットフォームにおいて一定存在感あると
分かります
・独自調査ですが、2021年3月までに「シェアリング/
マッチング」をテーマに中国で資金調達したのは494社
・うち一定規模にまで到達したのが105社(※1)
・中でも物流/宅配(トラック便/バイク便)は7社あり、
いずれもほぼ生き残り続けて大手IT発and/orユニコーン
として活躍中
参考までにそれ以外も含めてシェアリング/マッチング
文脈で比較的に規模維持・安定しているのは以下あたり
・モノ: 自動車、自転車(第2世代)、スマホ電池、
2輪用電池
・サービス: モビリティ、物流/宅配(←本日の記事)
・空間: 短期宿泊、オフィス、モデルルーム
※ 大型合併で生き残り模索したのはモビリティ、物流
※ 中国らしいのは、スマホ電池、2輪用電池(プロ向け)
モデルルーム(家具ECによる顧客宅の見学差配)等か
なお、最近は単純なマッチングから一歩進んで、各分野で
クラウドからギグワーカーに知恵を授けるような
「SaaS × マッチング」サービスも登場、そうした流れも
面白いのではないでしょうか
・IoT製品セットアップ
(派遣マッチング × マニュアル/トレーニング)
・保険(営業支援)、等々
物流自体について分かりやすく深堀してある記事のため、
少し引いた目線でコメントしてみました
※1 Bラウンド or 累計5,000万元調達 or Valuation3億元
超と定義(それでも力尽きた先も少なくないですが...)非効率かつ非デジタルだった分野がどんどんデジタル化される様は圧巻です。
日本にも物流DXに取り組む会社はありますが、違いはVCのお金の集まり方とスピードでしょうか。
とても興味深い事例ですので、ぜひご覧ください。