[ロンドン 14日 ロイター] - インドで最初に見つかった新型コロナウイルス変異株「デルタ」感染による入院リスクが、英国で見つかった変異株「アルファ」の約2倍であることが、スコットランドの研究から14日示された。

同時に、ワクチン2回の接種、もしくは1回目の接種から28日以内であれば、入院リスクは約70%低下し、ワクチンの有効性が確認された。

しかし、ワクチンのデルタに対する有効性はアルファよりも低いことも分かった。米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの2回目の接種から2週間後では、アルファに対する有効性が92%であるのに対し、デルタでは79%だった。英アストラゼネカ製ワクチンでは、アルファの73%に対し、デルタでは60%だった。

研究はスコットランドのデルタ感染者を含むコロナ感染者と入院者を対象に実施され、英医学誌ランセットのリサーチレターに掲載された。