[ワシントン 12日 ロイター] - 米運輸保安庁(TSA)は、米国の空港で11日にセキュリティーチェック(保安検査)を受けた乗客は約202万人で、新型コロナウイルス感染拡大で航空需要が激減した2020年3月以降最多になったと発表した。

1日の保安検査が200万人を超えるのは、20年3月7日以降で初めて。

11日に保安検査を受けた人の数は、19年比では74%にとどまっている。ただ米国の航空需要はここ数カ月、ワクチン接種の進展に伴い着実に増加。11日の数字は、前年同期を150万人上回った。

TSA高官は12日に声明を発表し、「旅客増は米国の回復力と、ワクチンへのアクセスを含むコロナ対策への高い信頼を浮き彫りにしている」と指摘した。