英米首脳会談 新「大西洋憲章」で合意へ
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それぞれ自国を守っていくことには繋がるだろうし、ひょっとした、先日ジョンソン英首相が発表した来年末までの全世界ワクチン接種完了の後押しともなり得る。
一方で、専制主義国、すなわち中国やロシアに対する対抗としては、民主主義を世界的に推進していこうというより、そうした国の脅威から自国を守ろうというだけの印象を受ける。
1941年の「大西洋憲章」では、戦後の世界構想とも言うべき原則を打ち出していたが、そうした世界の枠組み、世界がどうあるべきかという規模感よりはもう少し限定的な憲章なのかなと受け取れる。
注目のコメント
大西洋憲章を発表した当時の米英はそれぞれ大国で、世界秩序を担う国力があった。これにソ連を加えた三か国がヤルタ会談で戦後世界の秩序を作り上げたわけだが、今の米英二カ国にはかつてのような国力はない。ただEUを離脱した英国にとって、今回の新憲章で米英関係の緊密さをアピールすることはできただろう。
う〜ん、大西洋憲章は第二次大戦の最中に定められた戦後秩序の方向性を示すものだったが、今は戦時ではないし、やや大げさな感じがする。バイデン政権がトランプ後の秩序形成に向けて、何らかの形を作りたい、という気持ちはわかるが…。
米欧の同盟再構築関連ですが、これが実際的な意味を持つものになるのかは現時点ではわからないところ。いずれにしろ、成長センターであるアジアにイギリスや欧州が関与するためにもここに掲げてある「民主主義」「公正で持続可能な世界貿易」「サイバー攻撃の脅威対応」「気候変動行動」「新型コロナ後の回復支援」は世界的に進めておきたい課題。