[7日 ロイター] - 米ウォルマート傘下で、インドの電子商取引大手フリップカートが、ソフトバンクグループや複数の政府系ファンドを含む投資家から少なくとも30億ドルを調達する交渉を進めている。米通信社ブルームバーグ・ニュースが7日伝えた。

同通信社は事情に詳しい複数の関係筋の話として、フリップカートは自社の企業価値が約400億ドルとなるよう目指しており、シンガポールのGIC、カナダ年金制度投資委員会、アブダビ投資庁と協議ししている。

ソフトバンクグループは「ビジョン・ファンド2」を通じて3億─5億ドルを投資する可能性があるという。

ロイターはフリップカート、ソフトバンクグループ、アブダビ投資庁にコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。

ソフトバンクグループは2018年、フリップカート株約2割をウォルマートに売却した。

ロイターは今年3月、フリップカートが特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて米国に上場することを選択肢の一つとして検討していると伝えた。