[ドバイ 2日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)は、クラウドキッチン(デイバリー専用で複数の店舗が共有できる厨房)を手掛けるドバイ首長国のキトピの2回目の資金調達ラウンドに出資する協議に入っている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者によると、SBGの「ビジョン・ファンド2」が、キトピ向けの約4億ドルの投資を主導することを既に提案している。SBGとキトピはいずれもコメントを拒否した。

キトピはドバイを拠点に60余りのキッチンを展開し、従業員は1500人強。今年に入って新たな資金調達のアドバイザーにバンク・オブ・アメリカを起用している。設立からこれまでの調達額は1億1720万ドル。

インドのアライド・マーケット・リサーチの試算では、2019年に430億ドルだった世界のクラウドキッチン産業の規模は27年までにおよそ710億ドルに拡大する可能性があるという。