グランドスラム、「意義ある改善」を約束 大坂なおみ問題で声明
コメント
注目のコメント
選手が自分のメンタルヘルスを優先したいという想いを尊重しないどころか、ペナルティーを課し、さらには、大会出場停止の可能性を通告し、もはや選手としてのキャリアが終わることを脅すなど2021年とは思えない対応でびっくりしました。
結果的に大阪選手がうつ病であることを世界にこういった形で公表し、大会を棄権するまでに至らないと変化が起きないことを見ると、相当、スポーツビジネスにおいて変革を起こすのは難しいのだなと思いました。去年、ニューヨークのツアーで大坂なおみちゃんが、黒人差別の抗議のため準決勝戦を辞退したら、大会自体が大坂選手の意思を尊重し、その日の試合を全てキャンセルして延期するというすごく柔軟で思い切った対応をしました。WTAのツアーやGS大会側は、日本の感覚でいうと意外に誠実で問題に真摯に向き合い最大限の努力で解決しようとするようです。
今回も最初の大坂なおみちゃんの話では、なぜ会見を拒否するのかが明確ではありませんでした。他の選手の反応も、気持ちはわかるけど会見は必要だよね、というものがほとんどでした。問題が何かがはっきりせず、大会側も厳しい態度で臨まざるを得なかったのでしょう。
しかしそれが昨日未明のコメントで、なおみちゃんがなぜ会見をしたくないのかがはっきりわかり、同時に問題がどのようなものなのかもはっきりしました。このためGS大会側も、これは一個人の問題ではなくテニス界全体に関わる問題だと認識し、すぐさま対応したのでしょう。
大坂なおみちゃんの今回の行動は、結果的にはテニスだけでなくスポーツ選手とプレスのあり方の根幹の問題を提起し、良い方向に大きく変わるきっかけとなるものでした。大坂なおみちゃんの存在感がさらに大きくなりました。> 罰金を科され、大会からの追放の可能性を警告された。
「罰金」は規則なので理解しましたが、「大会からの追放の可能性」や「今後のGSから出場の停止」などの警告には、伝統ある四大大会とは思えない、必死さを感じていました。
それが…ついに動きましたね。良い方へ向かっていくように祈ります。
なおみさんには「もっと前から発表をしていれば」の声がありますが、それが出来ないのが「心の病」なんだと思います。みなさんにとっての「普通」は、苦しむ人を更に追い込みます。