[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した4月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.2%増と、市場予想の0.5%増を下回る伸びとなった。民間の住宅建設が増加したものの、非住宅建設と公共部門が減少した。

3月は1.0%増加していた。4月は前年同月比で9.8%増だった。建設支出は国内総生産(GDP)の約4%を占める。

前月比の内訳は民間部門が0.4%増加。一戸建て住宅の建設が押し上げ要因となった。住宅需要は引き続き旺盛だが、木材など建築資材の価格高騰が建設を抑制している。

住宅建設は1.0%増加。ガス・油井掘削などの非住宅建設は0.5%減少した。

公共部門は0.6%減少。州・地方政府の支出が0.2%減、連邦政府は6.2%減だった。