【読書】決算書が読めれば「企業戦略」が見えてくる
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決算書の苦手な方は、まずはPL(損益計算書)の見方を理解することから始めてみると、仕事の即戦力になるのでおススメです。
普段何気なく扱っている自社の商品が、粗利が高いのか低いのか、どのコストが変動費(売上に変動するコスト)か、固定費かがわかってくると、ビジネスがもっと面白くなってきます。特に同業他社へ転職した際に、その知識がとても生かされます。なぜなら、他社での数字から紐解く長所を転職先での戦略に活かせるから。数字を制覇する、大切ですね。決算書を読む際、専門用語や構造の難しさからどうしても敬遠してしまう人もいるのではないでしょうか。私がそうです。
今週の10分読書では決算書から企業戦略を読み取る方法を分かりやすく紹介しています。私のような初心者こそ本書で紹介されているように、「目的」を持って数値の確認をすることや「仮説」を立てて読み解くことが重要だと感じました。あー、大津広一さんの本なのか。
若かりし頃、大津さんの本には大変お世話になりました。「企業価値を創造する会計指標入門」とか「戦略思考で読み解く経営分析入門」とか、その他にも幾つか手許に置きながら、仕事に取り組んだものです。
さて、決算書を読むスキルは各種書籍で知識を蓄えつつ、自分で関心を持って各社の数値を分析し続けることでしか、身に着けることはできないのですが、幾つか意識すべきコツがあると思っています。
●単年度の決算書だけを見てもダメ。「中長期的な推移」を見る。
●決算(財務諸表)に表現される数字は、企業(人)が活動した結果を貨幣価値に置き換えているだけ。いきなり数字から生まれるわけではない。だから「企業(人)の活動を想像する」。世の中で流れている「定性情報」と数字を紐付ける。
ちょっとこれを意識するだけで、ずいぶん変わると思います。