[東京 1日 ロイター] - 三菱重工業が反発。野村証券が目標株価を引き上げたことが材料視されている。レーティングはニュートラルで据え置いたが、目標株価を従来の3290円から3720円に引き上げた。

プラント・インフラセグメントの見方などを引き上げた。同セグメントは21年3月期に過去の案件による一過性の悪化やリストラ費用などが発生したが、22年3月期以降の事業損益は黒字化するとみている。

一方、民間航空機向け事業の比率は競合他社比で低く、中期の利益成長率は相対的に高くないと指摘。スペースジェット(MSJ)事業を再開する状況にはないとみられるとし「依然として中長期の事業の柱については課題」としている。