[トルジョク(ロシア) 26日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は26日、世界的に現在日量100万バレルの石油が不足しているとの見方を示した。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」は、7月にかけて日量約200万バレルの増産を行う。次回会合は6月1日に予定されている。

アナリストは、米国とイランの交渉で制裁が解除された場合、OPECプラスの生産増に加え、日量100万─200万バレルの供給が増えると試算する。

ノバク氏は記者団に「われわれは常にイランの供給再開を念頭に置いてきた」とした上で、「これについて考慮する必要があり、共同で(需給の)バランスを判断する」と述べた。