[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省は24日、ベトナム産の自動車と小型トラック用タイヤについて、通貨の過小評価により政府の不当な補助金を受けているとの調査結果を公表した。

ベトナム産のタイヤは、通貨ドンの対米ドル相場の過小評価により、6.23%から7.89%の補助金を受けていると説明した。

さらに、韓国、台湾、タイ、およびベトナム産のタイヤが不当に安く輸入されていると指摘。最大で韓国製タイヤは27%、台湾製は102%、タイ製は21%、ベトナム製は22%、それぞれ市場価格よりも安く輸入されているという。

商務省によると、2020年の自動車・小型トラック用タイヤの輸入額は、韓国からが約12億ドル、台湾が約3億7300万ドル、タイが約20億ドル、ベトナムが約4億7000万ドルだった。