「デジタル弱者」高齢者1000万人に講習 総務省5年で
日本経済新聞
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総務省が9.3億円の事業費をかけて「デジタル弱者」と言われる高齢者1000万人を対象に、スマートフォンやマイナンバーカードの使い方を講習するとの事。
確かに教育も重要ですが、それ以上にITツールのUX向上に多くの予算と時間を使った方が良いのではと思っております。
本来デジタルは生活を豊かにするのみならず、社会的弱者を一定の生活水準に上げるために存在するはずです。しかし「デジタル弱者」が存在すると言う現状は彼らへのユーザー体験(UX)を蔑ろにしているからなのではないでしょうか。
万人の要求を叶えた高機能なITツールは、認知能力の高い働き盛りの世代にとっては何とか使いこなす事ができるかもしれません。
しかし大量のコンテンツが詰め込まれたwebサイトなど、覚えるのも考えるのもめんどくさいと感じる若手世代だけでなく、認知能力が徐々に低下しつつある高齢者にはかなりしんどいものがあるはずです。
納税、引っ越し手続きなど私自身苦痛でしょうがなかったのを思い出します。
最近はデジタル化の流れでAI自体も手段が目的化しつつありますが、本来のAIの立ち位置は人の認知を補い利便性を上げるものであるべきです。
UX向上が目的でAI、デザイン、技術、教育はそのための手段である。との立ち位置を改めて考え直す必要があるかと思います。