[ロンドン 17日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスはデジタル銀行部門「マーカス」の英国ユーザー向けに今後数週間以内にアプリをローンチし、同国で来年第1・四半期までに自動投資サービス「ロボアドバイザー」を開始する方針だ。

マーカス英国部門トップのデス・マクデイド氏はロイターに対し、2018年に預金口座を開始して以来、英国での預金額は300億ドル強に達し、マーカスの世界全体の預金量の3割を占めていることを明らかにした。

同氏は「われわれはデジタル銀行のフルサービスというよりも投資やウェルス関連サービスに注力している」と説明。「資金の活用機会を探っている既存の預金者を対象とする力強い投資基盤から開始する」と語った。

その上で、英国の消費者を対象に、マーカスの口座にアクセス可能なアプリを「iOS」機器向けは月内に、「アンドロイド」機器向けは6月に、それぞれ開始するとした。

また、現時点では英国で小切手を振り出せる当座預金口座を提供する計画はないとしつつ、英国のリテール向けデジタル銀行市場は魅力的だと語った。