韓国研究チーム「次世代正極材の短所を克服できる設計原理を発見」 - コリア・エレクトロニクス
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注目のコメント
東大の研究成果とも関連が有りそう。
●酸素の電子を使ってもエネルギー損失のない電極材料を発見 東京大学
https://newspicks.com/news/5583770
今回の研究成果は、Disordered Rock-salt構造の正極材が、Li含量が多いと不安定なOが電極から漏れ、電池寿命が短くなるという既知のメカニズムが、MnやVの場合には適用されないということを発見した。一方でNiとCoは従来通り。
論文読んでないので何とも言えませんが、直観的にLMOも有りかなと思いました。尚、日産の初代リーフのバッテリーはマンガン酸化物(LMO)をベースにしていたのですが、現在は三元系と言われるニッケルやコバルトを使ったNMCに変わりました。
今やNMCは、コストや安全性の観点から、リン酸鉄(LFP)系バッテリーへ回帰しており、テスラやCATLもLFPバッテリーに注力中。そして、実はマンガン系LMOの方が容量も増えて寿命も伸びるのではないかということで、NMC→LFP→LMOという先祖帰り(元々LMO→LFP→NMCで上市された)が起こるか。
また現時点の量産品は、NMCのコバルトを減らしてニッケルを増やす方向ですが、コバルトからニッケルに変えても資源獲得競争の構図は変わりません。
鉄やマンガンに移っていくかもしれませんね。水熱合成法等、製造工程上の課題もあるのでLCA的にはLFPも問題はあるのですが。