[ワシントン 14日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は14日、新型コロナウイルスワクチンの接種が容易に可能となる中、どのように自身の身を守るかは個人の判断に委ねられるとの見解を示した。

CDCは13日、新型コロナウイルスを巡る指針を改定し、ワクチン接種を完了した人は屋外および屋内の大半の場所で、マスクの着用は不要と定めた。

ワレンスキー所長はCBSニュースの番組で「われわれが実際に行っていることは、各自が自身の健康について判断できるようにすることだ」と指摘。「ワクチン接種後にマスクを外すのなら安全だが、ワクチンを接種しないのならリスクを負う判断をしたことになる」とし、「ワクチン接種がまだならマスクを外すべきではない。マスクを着用していない人が混在する環境において守られるのはワクチン接種者だ」と述べた。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はMSNBCとのインタビューで、緩やかな勧告によって、ワクチンを接種すればマスクを外すことができることを国民に促すべきとの考えを表明。「うまく行けばワクチンを接種する動機になる」とした。