[台北 13日 ロイター] - 台湾行政院(内閣)は13日、2100億台湾ドル(75億2000万米ドル)規模の追加の新型コロナウイルス経済対策を提案した。

台湾は新型コロナの早期封じ込めに成功し、これまでのところ感染者は、海外からの渡航者を中心に1256人にとどまっているが、12日には過去最多となる16人の新規感染者が報告された。

13日に報告された新規感染者は13人だった。

これを受け、13日の台湾株式市場は1.5%下落。前日の米株安も圧迫要因となった。

行政院主計総処の朱沢民・主計長は、すでに発表した4200億台湾ドル規模の景気対策に加え、2100億台湾ドル規模の追加対策を提案。立法院(国会)の承認が必要となる。

同主計長は「感染動向を注視し、各省庁に何が必要かを見極める」と述べた。