【松岡圭祐】小説家という仕事がYouTuberより「有望」な理由
- なぜ「儲からない」と言われるのか
- クリエイターの「ビジネス戦略」
- 初心者にも優しい「創作メソッド」
- 出版業界は新たな「バブル」を得る
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小説家になろうと思っている人と、起業しようと思っているスタートアップは同じ。ビジョンやミッションを決め、ターゲットを明確にしてテーマを決める。儲かるのではなく、儲けようとするのであれば、このルーティーンは必須ですね。
松岡先生の最大の魅力は緻密で周到なリサーチです。
現代作における科学的原理はもちろんのこと、歴史考証を異なる視点から徹底されてます。
義和団事件を敵味方それぞれから著した『黄砂の籠城』『黄砂の進撃』で心を奪われ、『八月十五日に吹く風』をはじめとする時代物は繰り返し拝読させて頂いております。
学者も作家もアナリストも真面目なリサーチが基本だと思います。
- まず商業的に収益が見込める大衆小説を書いて、専業作家となり、のちに渾身の力作を発表すればよい(流行作家という色眼鏡で見られたくなければ、力作の発表時には別のペンネームを用いればよい)
この挑戦的な本を書かれた理由が分かる記事で、大変な説得力がありました。
私は在野で研究もしていますが、既往研究の整理はとても大切です。
小説家としての戦略を練ることは、個人事業主のビジネス戦略を練ることと同じであり、まず「mission」「vision」「value」を定義し、「ターゲティング」や「マーケティング」「情報」「経理」「生産ペース」と細分化していく。
漫画家も商業漫画でつぶれる(←自分の描きたくないことを描かされる感で、結局芽が出ず消費・消耗される)方をよく目にしますが、自分が没頭できる範囲で、まだ魅力化されていないエリアを開発するつもりで取り組めばよいのではないかと思いました。
小説家に特化することなく、アーティストが考えるべき問題ではないかと思いました。
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