[ロンドン 7日 ロイター] - 英政府は7日、イングランド住民に対して17日から観光など不要不急目的の海外旅行再開を認めると発表した。

ただ世界各国の感染状況に基づいて渡航先を「緑」「黄」「赤」に区分けしており、自主隔離なしで自由に旅行できる「緑」に入ったのはポルトガル、イスラエル、ニュージーランド、オーストラリアなどわずか12カ国・地域に限られている。

旅行先として人気の高いスペイン、フランス、イタリア、米国はいずれも「黄」となり、帰国時の自主隔離が必要。またやはりイングランドから多くの観光客が訪れるトルコは、「赤」に含まれており、帰国時に自費でホテルに10日間自主隔離が求められる。

英政府は、「黄」と「赤」の地域には引き続き旅行するのを避けるよう勧告している。

この区分けは3週間ごとに見直す方針。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの住民にも今後同様の措置が適用される見通しだ。