自滅に向かう政治主導と「内政の司令塔」不在が招いたコロナ対策の破綻
論座(RONZA)
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注目のコメント
コロナ禍の混乱で政治主導の負の側面が伝わって来るけど、だからと言って旧来の官僚主導に戻したところで、政治主導の負の側面が劇的に好転するわけではない。世界の国々の対応を見たとき、最初から完璧な対応を行った国は見当たらない。良くも悪くもコロナ禍に対応する中で試行錯誤し、結果的に国にとってベストな解を見つけたケースが多い。政治主導も官僚主導も結構だけど、政治は選挙で責任を取らせることが可能だけど、官僚は無謬性であり責任を取らせる機会もない。試行錯誤の中で失敗するならば、政治が主導するべきだと思う。
2009年の民主党政権以降、いや2001年の省庁再編以降の政治主導による政治の劣化と内政の司令塔不在。つまり官邸機能の不全を説く。そして20年前の官僚主導に戻れと。
賛否が激突しそうな刺激的分析。この30年を俯瞰すると一定の説得力のある切り口だと思う。
政治家と官僚のバランス、力のある派閥間の競争への意味づけは興味深い視点。
『民主党政権は官僚を排除して自滅し、安倍政権では首相の限界を補うはずの官邸官僚が、正論を言う有能な各省官僚を排斥し、官邸の意に沿う官僚ばかりを登用し、長期にわたる行政の劣化を招いた。』