WHO、中国シノファーム製ワクチンの緊急使用承認 欧米製以外で初
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中国はこれまで2国間外交で途上国に自国製のワクチンを提供してきました。今回のWHOの承認で、国際枠組みのCOVAXを通してより多くの国や地域に中国製ワクチンが広がることになりそう。mRNAワクチンなどと比べて管理しやすく安価な中国製の不活化ワクチンに頼らざるを得ないWHOとも利害が一致した形です。
私のいるフィリピンにはたくさんのシノファーム製のワクチンが入ってきています。
扱いが簡単なので都市部以外で使われているのです。
フィリピンのドゥタルテ大統領もシノファーム製のワクチンを打っているぐらいなので、政府も推奨しています。
私の番が回ってきたらたぶんシノファーム製のワクチンになると思います。
特にネガティブな印象はありません。WHOの承認は、途上国などにワクチンを供給することを目的とした国際的な枠組みCOVAXにおいて、分配が遅れつつあることです。
背景には下記2点があります。
①ファイザー社製などの有効性の高いワクチンは、(日本を含む)先進国で奪い合いが起きている
②これまで主流だったアストラゼネカ製のものはインドで製造れているが、インドでの感染爆発への対策により国外への共有が遅れている
今回の中国のシノファーム製のワクチンの承認により、途上国への供給が進むと期待されます。