[ロンドン 7日 ロイター] - ドイツの自動車大手BMWは7日、原材料コストが上昇しているものの、2021年の利益目標を据え置いた。半導体不足はおおむね解消したという。

ライバルの独フォルクスワーゲン(VW)は6日、半導体不足で「危機モード」にあるとし、第2・四半期の利益に悪影響が出るとの見通しを示した。米フォードも先週、半導体不足で第2・四半期の生産を半減する可能性があるとの見通しを示していた。

BMWは、サプライヤーとの強固な関係で知られており、サプライヤーと協力して混乱を回避している。英国で「ミニ」の生産を一時的に停止したが、それ以外の影響は出ていない。

BMWは、第1・四半期の電動化モデルの販売が2倍以上に増加したと発表。価格上昇や中国の旺盛な需要も、第1・四半期の業績に寄与した。

同社は第1・四半期の税引き前利益が370%急増したことをすでに明らかにしている。

第1・四半期の中国での販売は前年同期比で2倍近くに達した。北米の販売も17.4%増加。米国が好調だった。