[6日 ロイター] - 米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が率いる電子決済大手スクエアが6日発表した第1・四半期決算は、特別費用を除いた1株利益が41セントとなり、アナリスト予想の16セントを大きく上回った。

ビットコインの需要が高まり、決済アプリ「キャッシュ・アップ」での暗号資産(仮想通貨)取引を押し上げた。

キャッシュ・アップのビットコイン収入は35億1000万ドルと、前年同期から11倍増えた。第1・四半期にビットコインは時価総額が初めて1兆ドルに達した。

ドーシー氏は決算発表後のアナリスト向け電話会見で、ビットコインについて、インターネット上のネイティブ通貨になれるかが「長期的な焦点になるだろう」と指摘。「ビットコインが世界中で経済活性化のさらなる機会をつくるとわれわれは完全に信じている」と述べた。

スクエアは2月、ビットコインに1億7000万ドルを追加投資したことを明らかにした。

スクエアの収入は、新型コロナウイルス流行で在宅傾向が強まったことに伴うデジタル取引へのシフトにも押し上げられた。

同社プラットフォームで処理された取引を測る取扱高(GPV)は、第1・四半期が29%増の331億ドルとなった。

総純収入は約4倍増の50億6000万ドル。