[フランクフルト 6日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は6日、2021年の営業利益率目標をこれまでの5.0─6.5%から5.5─7%へ引き上げた。ポルシェやアウディなど利益率の高い高級車の需要が高まっていることを理由に挙げた。納車と販売台数は20%以上の増加となる見通し。

第1・四半期はポルシェとアウディの納車台数は前年同期比約30%増加した。電気自動車(EV)の販売台数は13万3300台と2倍以上に増えた。

第1・四半期の営業利益は48億ユーロ(58億ドル)で、新型コロナウイルスの大流行で打撃を受けた前年同期の9億ドルから大幅に増加した。コスト削減や売り上げ増が寄与した。

第2・四半期は車載半導体不足の影響が強まると予想した。