[4日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は4日、米連邦準備理事会(FRB)は労働市場が完全に回復し、インフレがFRBの目標水準に戻れば金融政策を正常化する方針だと述べた。

一方で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった際に職に就いていた人のうち約800万人はまだ失業状態だと指摘した。

CNNのインタビューで「人々は再び働くことを望んでいるだろう」とし、「そうした人々が全て労働市場に戻り、完全雇用を達成するまでにどのくらいかかるだろうか。今後の動向を見守るが、数年かかるかもしれない」と述べた。

その上で、景気回復に拙速に水を差すことをFRBは望まないとした。